転職に失敗しないために5つの転職失敗例から学ぶ成功転職法とは

いらっしゃいませ。アマニタです。

転職を希望する多くの方は、「転職をすれば今の現状を打破できる」という期待と「転職をしてもまた同じことの繰り返しなのでは?」という不安を共存させていますね。

実際、私も前に転職を経験した時はそうでしたし、実際に転職を完了するまで、自分の判断が正しいものなのかどうかわかりませんでした。(本当は転職後もわからないものなのかもしれません)

一度、転職を決意して、転職に向けて活動をスタートさせると、もう後戻りできないような気持ちになります。ですが、転職活動中は常に冷静に判断できるようにしておかなくてはなりません。それは全て転職を失敗させないためのことです。

転職の失敗とは?

では、実際に転職失敗というと、どんな失敗があるのでしょう?多くの転職希望者にお話を伺っていると、様々な転職希望や、転職後の感想を伺います。ここでは、その声の多くから最も多いものをいくつかピックアップしてみましょう。

転職の失敗例

  1. 最初の話より給料が安い!
  2. 残業なし!と聞いていたのに実際はサービス残業ばかり!(他社員も残るので断りづらい)
  3. 転職後すぐに転勤を言い渡された!
  4. 職場の空気が独特すぎる!!(重い・暗い・サークルか!・パワハラ)
  5. 営業職でノルマはないと言っていたがバリバリのノルマ制じゃないか!

他にも多数あるとは思いますが、この辺りが実際の声で多いところです。

【給与】

給与面では、当初3ヶ月の使用期間を設けて、それを過ぎれば手当もついて上がる…などの話から入社したが、実際には4ヶ月、5ヶ月と経過しても、新入社員時と変化なし!という「言い出せない系」が多い中、単純に面接時にも給与面の話はせずに募集要項のみの情報を信じて入社したが、そもそも募集要項が高めに書かれていた!という少数派意見もありました。

【労働時間】

残業、基本労働時間などを含む、労働時間の面では、例えば定時が朝9時から終業18:00の仕事だったとします。昼休み1時間を抜いて8時間労働/日となり、月に20日間制ならば160時間の勤務が義務付けられます。それに了承しての入社であったはずなのに、実際に入社してみると『18時になっても誰も帰らない!?ナンダコレハ!?』というお話を伺ったことがあります。

社内(もしくは所属部署)の暗黙の了解で18時を過ぎても誰も帰らず、部長が帰るまでは帰らない。しかも、その部長はゆったりしていて(暇なのか)1-2時間しないと帰らない…。なんてこと、ありました。他の社員に聞いてみると、「帰っても大丈夫ですよ!(勇気があれば)」という感じ。自分はその日の仕事を終えているので、明日の仕事を集中力なくやるか、あるいは、ただただパソコンを眺めているだけの無駄な時間…。

それ以外にも、時間系の相談や失敗例は多く、その多くが「定刻なんて何の意味もない!」という不満を持っている方が殆どです。

【転勤】

こちらは少数意見ですが、入社後わずかな時間をおいてすぐに転勤を言い渡される!というものです。転職において、希望勤務地というのは必須条件となりますし、どこで働くか?というのは給与・時間と並んでとても大切なものです。が、それをおざなりにし、『実は、この支社が人材不足で困ってるんだ。ずっととは言わないし、手当も付ける!特に君は新人だし、今行ってくれれば仕事もすぐに覚えてもらうことができるだろう』と、甘い言葉を並べられて泣く泣く転勤…1年経った今でも転勤先に勤めてます…というお話がありました。その方曰く、「今考えれば、誰も行きたくない支社…面接の段階でこうなることは決まっていたのかもしれない」と。その予測の真意はわかりませんが、どうしても転勤したくない場合は、最初の段階で断るべきでしょう!

【職場の空気】

安定して仕事を楽しんでやるためには職場の空気・雰囲気は非常に重要です。現職場でこのストレスを抱えている方は、多少給与が下がっても、労働時間が伸びでも職場の雰囲気が良い方を取る!と言います。空気感は人それぞれ感じ方が違うものですし、ひとえに“活気のある職場”があっても、活気があるのが好きな人もいれば、嫌いな人もいます。好みの問題であり、それぞれの性格の問題ですので、一概には言えない難しい問題です。

特に、職場の空気感は求人の募集要項では確認できないことが多いです!情報誌やサイトに載せられた小さな写真からイメージするか(この写真も求人用にブラッシュアップされているのであてにはなりません)口コミサイトなどから情報を得るしかない…というのが殆どの方の意見でしょう。(かみてん!では、雰囲気をリサーチする一番の方法に「エージェントサイト」の利用を推奨しています)

【営業ノルマ】

ノルマは皆が嫌いです。ですが、営業職にはつきまとうものであります。が、ノルマがあるおかげで企業としては営業成績をコントロールすることができますし、社員側にも営業手当や歩合が付いたり…と恩恵はあります。

ですが、「営業ノルマなし」と謳っていた場合には、詐欺感は否めません。実際にどんなに恩恵があろうとも「ノルマなし希望=営業歩合も望んでいない」と言えますから、初日の段階でモチベーションを削がれることは間違いなしです。

なぜ転職に失敗するのか?

事前のリサーチを怠らない!

今回ご紹介した失敗例のほとんどは、事前のリサーチでしっかりと解消することができるものです。
給与も時間も勤務地も職場環境もノルマも、面接の時にしっかりと確認をしておけば済む話なのです。が、実際のところは、給与や労働時間の話をすれば、「この人は金や時間だけでうちを志望しているのか?」とマイナス評価の対象になってしまうことは否めません。その辺りもしっかりと確認しておきたい!というこちらの動機とは裏腹ですよね。

こういった場合、転職代理人と呼ばれる転職エージェントの専任コンサルタントを間に入れることで解決できます。専任コンサルタントなら、その辺りのことも慣れていますし、企業からすれば転職エージェントは持ちつ持たれつの大切な取引先。面接の前に、気になる部分に問い合わせを入れたとしても、失礼にはならないでしょう。

転職ツールの使い方

もう一つ原因として考えられるのは、転職ツールの数を絞りすぎていることです。ハローワークサービス、求人情報誌、転職サイト、転職エージェント、どれも転職ツールですが、様々な転職ツールに目移りしてしまうことを恐れてか、最初からツールを1-2種に絞っている方を見かけます。が、実際には利用する転職ツールは多いに越したことはありません!

例えば、1つの転職サイトをメインとして、それのみに力をかけた場合どうなるのか?
ツールが1つだけだと、まず“比較”することができません!今、あなたが目の前で見ている求人情報がどのサイトを見ても雇用条件が変わらないものでしょうか?

答えはNo!です。
転職サイトやハローワークなど、各転職ツールを運営している機関にも得意分野があり、それは業種によるもの、地域によるものと様々ですが、やはり得意分野の雇用条件は良くなります。どうせ同じ会社に応募〜入社するのであれば、当然“良い条件”に越したことはないですよね?

以上のことから、転職ツールは複数(時間の許す限りできるだけ多く)利用することを強くお勧めします!
あなたの人生の大きな柱を担ってくれる“仕事”ですから、慎重に選ぶ必要がありますし、絶対に失敗したくないですよね?転職回数を繰り返すごとに次の転職は不利になることは間違いないので、失敗しないためには、転職活動中にはできる限りの時間を割くことも大切です!

転職前にしっかりとした目標を掲げる!

転職希望者の方のお話を多く伺っていると、希望動機の多くが、「現状からの打破」です。つまり、現職に何かしらの不満・不安があり、それを転職によって解消しようとしているわけですね!それはとてもいいことですし、実際に転職をして解消した人が多いのも事実です。

ですが、この項でお話をしたいのは、不満・不安のみでの転職には失敗が高い確率で付きまとう!ということです。

  • 給与面の不満
  • 勤務時間面の不満
  • 職場内の人間関係の不満
  • 会社の将来性の不安
  • 業種の将来性の不安
  • 勤務地に関する不満
  • 仕事(プロジェクト)内容に対する不満

多くの不満・不安の要因はありますが、これは前向きな感情ではなく、逆向きの感情であり、動機です。これらの不満のみを転職理由に掲げて転職を実行してしまう人の多くは、転職後も別の箇所で不満を漏らすことが多いです。

つまり、「給与面に不満があるので転職を」と考えている方が年収アップの転職に成功したが、転職後に「給与は確かに上がったが、仕事にやりがいを感じない…」となってしまう。『転職が失敗かどうか?』はご本人の気の持ちようも大いに関わりますので、この時点で転職失敗と言えるかもしれません。

『現職で抱えている問題が転職によって解決するものなのか?』を考えると同時に、『転職をしたらどうなりたいのか?』という人物像をイメージすることで目標は明確化します!

転職を甘く考えない!

少数派意見ですが、以前「私は今はまだ自分のやりたいことが見つかっていないので、やりたいことを見つけるために転職します」という方がいらっしゃいました。

動機としては成立しているように感じますが、実はコレ、大変危険なことです。というのも、転職というのは回数を重ねるごとに不利になっていきます。転職回数が多い方は企業側からみれば「長続きしないんだろうな」という印象です。企業が雇用をすれば、それだけで経費がかかります。社員の社会保険は会社が半分ほど負担をしますし、人が増えれば水光熱費が増え、新人教育のために先輩社員(戦力社員)の教育時間も割くことになります。

考えてみれば当然ですが、それらの経費を使ってでも雇い入れるだけのメリットがあるか判断をして雇入れなけなければ、企業は倒産してしまいます!

看護師などの特殊な専門職は除いて、多くの職種では「これが最後の転職だ!」という気概がなければ転職すべきではありません。

転職を成功させるためのとっておきの方法!

単純に、転職には目標が必要!と言ってはみたものの、誰でも目標を持っていれば、言わずもがな心の中に持っていると思います。問題は、その目標が漠然としているために、自分自身もハッキリと自覚することができない!ということですね。

では、どうすれば自分自身の目標を割り出すことができるのでしょうか?“転職”というカテゴリに絞って言えば、これまでにも話題に出てきている通り、様々な現職での不満・不安があると思います。まずは漠然としたそれらの不安を視覚化します。

必殺!転職レーダーチャート!

それでは、ご自身の現状と希望を明確にするためのレーダーチャートの作成方法を伝授していきましょう!
とても簡単ですので、是非一度実行してみてください。パソコンなどで作成したい方もいらっしゃるでしょうが、まずは手書きでノートなどに書いていくのがオススメです。手書きの方が時間がかかりませんし、何よりも、素直にご自身の気持ちが洗われるように思います。

1.五角形を作る

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このような五角形を書きます。各棒線には4つの区切りを設けて、満5点をつけれるようにしておきます。

2.次に、あなたが仕事をする上で、大切だと思うことを五角形の頂点に記入していく

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こんな感じです。書き込む内容な思った通りで構いませんので、自由に書いてください。

3.では、現職でのあなたの点数を付けてみてください。(持ち点は満25点、各5点満点)

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自己評価で構いません。書いてみたグラフはあなたの仕事の特徴を表していると思います。例えば、上記のようなグラフの場合だ「給料」や「やりがい」は低い仕事だけれど、安定していて、将来性もある、「公務員」のような仕事と言えるでしょう。きっとこのチャートの中で点数が低い部分が“あなたが現職に感じている不満”だと思います。

4.理想のチャートを考えてみる

 

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私が求職者の方に、何のルールも設けずに「転職することで、このグラフをどういう風にしたいですか?」と尋ねると多くの方が上記のようなグラフを希望します。しかし、気を付けて頂きたいのは、転職というのはゲームで言うところの“リセット”のようにはいかないのです。

つまり、持ち点25点をご自身の任意の値にできるわけではない!ということですね。あなたがこれまでに築き上げてきたキャリアや、学歴、経験がありますが、その総合点が(3)のグラフの総点数だと思ってください。この場合ですと、14点ですね。

転職はリセットではなく、少しでもあなたの理想に近づける「チューニング」という考え方の方が近いですから、この持ち点14点を振り直します。

5.14点に収まるようにポイントを振り替える

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すると、このようなグラフになりました。給料は少し上げたい、そして、時間や安定性を犠牲にしてでも、仕事のやりがいを求めていることがわかります。

これがそのままあなたの希望職になります!求める部分は求めるが、捨てる部分は捨てることが大切になります!転職後に「こんなはずではなかった…」を極限まで減らすことができるでしょう。

転職前には、転職に期待を膨らませている分、心の中では(4)のグラフを期待していることが多いです。しかし、先ほどもご説明した通り、(4)のようなバランスの取れたグラフになることは少ないですし、何よりも今のあなたの持ち点を超えてしまっているのです。転職前にあらかじめこのチャートを見ておくことによって、転職によって改善できる部分と我慢しなければならない部分を目で見て確認することができるオススメの方法です!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

転職の失敗例と失敗しないための対策についてお話ししていきました。長い記事になってしまいましたが、転職前に一呼吸置いて、冷静に考えてみるのは大切なことです♪

今の自分を見つめて、転職で手に入るもの…それがあなたにとって、大きなものだ!と感じるのならば、Go!!です。

失敗しない転職をするために

転職回数を重ねれば重ねるほど、希望の条件での転職は叶わなくなりますし、生涯年収もどんどん下がっていきます。あれこれと経験することは、もちろん悪いことではありませんが、なるべくなら、少ない転職回数で天職に巡り会いたいところですよね。

転職に失敗しないためには、まず大切なのが「転職のプロに任せる!」ということです。

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