司法書士試験、今年の結果は如何だったでしょうか?
『今年は残念な結果に終わってしまった…』
という方も、来年こそは絶対合格を目指して、すでに動き出していらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、難関ながらも取得すれば一生モノの資格である『司法書士』試験の合格について、ピックアップ記事にしました♪
時間がない、努力が結果に結びつかない人必見!絶対合格するための勉強法!
勉強法には、数々の方法論がありますよね。
インターネットや、書籍などで調べてみても、書き手によって理論は様々なのが現状…。
でも、これってなんで?って思いませんか?
なぜでしょう??
司法書士、行政書士、社労士、宅建、公認会計士…と難関資格は数あれど、短期で合格できる人もいれば、働きながら合格できる人もいる。
中でも、本業の傍らの勉強法でも一発合格できちゃう人までいますよね?
そんな人って、いったいどんな勉強法で取り組んでいるのか…知りたくはないですか?
私が個人的にお付き合いさせていただいている、某有名資格学校の講師の方はこう言います。
『これまでに私が見てきた試験合格した人の共通点は、“諦めることなく”、“粘り強く最後まで続けること”ができる人』
とは言っても、こんな精神論だけで、何の戦略も立てずに合格できるほど甘い世界じゃないですよね??
一発合格できる人の共通点と“5つの力”
- 最短で結果を出したい人や仕事で時間が取れない人
- ムダを省きたい人
- 努力が結果につながらないと悩んでいる人
- 本番に実力が発揮できない人
これらの人は“5つの力”を身につければ一発合格することができるようになります!
一発合格するための極意!5つの力
- 『段取り力』合格するための学習計画を立てる!
- 『時間管理力』誰でも勉強時間を確保できる!
- 『解答力』問題集を使いこなし、試験で役に立つ!
- 『記憶力』忘れた時でも思い出せる!
- 『集中力』短時間でゾーンに入る!
順を追って解説していきますが、これら5つの力を身につけることで、誰でも難関資格を取得する力を身につけることができます!
①『段取り力』>合格するための学習計画を立てる
本業のお仕事の時には、計画を重要視する人でも、自分の個人的な“資格取得”のこととなると、最初の計画すらしない…というのはよくあることです。
ですが、資格試験を目指している方の多くは本業があったり、子育てをしながら勉強をしていたり…と、他に何かやるべきことを抱えている人が多いでしょう。
そのような兼業受験生にとって、計画があるのとないのとでは、合格率が大きく変わってきます!
重要なことは、いかに自分の生活と勉強を両立させるか?です。
そのために、まずはしっかりとした学習計画を立てることが重要になってきます。
試験日から逆算して、長期リストを作る!
まずは、このような長期スパンで「いつ、何をすべきか?」という計画を立てましょう。
上図のように…
- 基礎力注入期
- 基礎力充実期
- 直前期
という3ステップに、試験日当日1週間前の「白紙」を加えて、『3ブロック+1』の状態を作ります。
試験直前は、その時の学習の進行具合によって、大きく変わってしまうことが多いので、白紙期間を設けることが重要です。
もちろん、一度決めた計画でも、その都度修正を加えていってもいいでしょう。
学習の進行は、個人差が出ますので、柔軟に対応することが大切です。
そして、もうひとつ重要なことが『学習内容の細分化』です。
司法書士試験では、一般に公開されている過去問題がありますから、何年分の過去問題を手に入れることができるか?そして、その問題数は何問あるか?というところから、学習計画を立てましょう。
さらに、論点ごとに細分化して計画を立てることで、「今、何を勉強すればいいのか?」がわかりやすくなり、時間効率も良くなっていきます。
②『時間管理力』>誰でも勉強時間を確保できる!
「仕事が忙しい!」
「家事や育児が優先!」
受験勉強の時間を取ることは、社会人受験生の悩みの種ではないでしょうか。
しかし、そう言ってしまう前に「時間管理力」を身につけて、勉強時間を捻出しましょう!
「時間管理力」とは、生活習慣を見直し、時間を創出する力です。
まずは、冷静に自分の1日に使っている時間を分析してみましょう。
手書きで良いので、円グラフを使うと分かりやすいです。
適当で構いませんので、紙に円を描いてみて、まずは絶対に勉強できない時間を塗りつぶしてしまいましょう!すると、それ以外は(理論上)勉強できる時間と言えますので、なんとなくでも、自分の時間の把握が出来てくるはずです。
こちらは、一般的なサラリーマンを想定した例ですが、この中でも、朝食後に20分・通勤時間で30分・ランチ後に20分などの隙間時間を取ることができそうな気がしませんか?
そして、今まではテレビを見ていた2時間(21-23時)を使って、集中して学習することもできそうです。
もちろん、無理のない範囲でコツコツと続けることができるスケジューリングも大切です。(この段階では、本当にできるかどうか?を重要視する必要はありません)
- 絶対に確保すべき時間
- できれば確保したい時間
- 確保できればラッキーな時間
- 確保できるかわからない時間
この4つに分けて、定期的に行うものは1や2の時間帯にします。
また、スキマ時間で新しいことを覚えよう!としても、なかなか身につかないことが多いので、スキマ時間は前日にまとめてやった学習の復習などをするようにすると効果的です!
③『解答力』>問題集を使いこなし、試験で役に立つ!
解答力=正解率とも言えますが、解答力をつけるために、今はどんな学習方法をしているでしょうか?
『過去問を制する者は試験を制する!』とまで言われますが、その言葉通り、過去問題は非常に重要な存在です。
ですが、「過去問題は10回以上繰り返し解きました!」と自慢げに話す人も多いですが、実はそこには意味がありません。
過去問題で出題された問題形式が全く同じ形で出題される可能性は、ほぼゼロだからです。
ですから、過去問題の正答率をいくら上げても意味はないのです!
過去問題を解く目的とは?
過去問題は、自分の成否の傾向や、弱点を知るための指標として使うことが理想的です。
ですから、今あなたが使っているテキストがあれば、その問題集やテキストと過去問題をリンクさせましょう!
そうすることで、テキストの中で“あなたが学習すべきポイント”が見えて来るはずです。
そして、一度目に目を通した時とは違い、過去問を通った後は、あなたがどういった部分で間違い、問題に躓いているのか?がより明確になっているはずです。
間違った問題を全て復習はしない!
「トリアージ復習法」をご存知でしょうか?
全部の問題を復習していては、時間が限られているあなたの首を絞めてしまいます。
復習も、優先順位をつけて効率的にしていくことが重要です。
トリアージ復習法は「受験生全体の正答率を判断基準」にして考えていきます。
- 正答率70%以上 >最優先で復習
- 正答率60〜70% >合格するためには外せないレベル
- 正答率50〜60% >合否を分ける問題
- 正答率50%未満 >復習しなくていい問題
例えば、正答率70%以上の問題は重要度も緊急度も最も高い問題と言えます。
このような問題を間違えているようでは、合格はありえない!と言えるレベルの“落とせない問題”です。
逆に、正答率50%未満というような、難易度の高い問題に関しては、割り切って復習しません。
こういった問題を理解するためには、勉強時間を使いますし、苦手意識のある問題は本番でも時間を使ってしまいます。
こういった問題に使う時間を他の1〜3に割り当ててしまいましょう。
今回の勉強は、「合格するための勉強」であり、「学問の研究をするため」ではありません。
④『記憶力』>忘れた時でも思い出せる!
私自身もそうですが、30-40代になると、記憶力が衰えてきた…と感じている方が少なくないようです。
司法書士試験では、「試験で問われている事項を正確に覚えて、それを的確に引き出す」という能力が求められますよね。
が、せっかく学習したことでも、少し時間が経つと忘れてしまい、もう一度1から勉強する…。ということも。
それって、記憶力が悪いからでしょうか??
実は、そうではないんです。
記憶力が悪いわけでも、頭が悪いわけでもないんですね。
脳科学で言うと、人間は年齢を重ねるごとに、忘れる能力が高まります。
それは、脳が“忘れる”ことを何度も何度も繰り返し覚えているからです。
そもそも、人は忘れる生き物ですので「忘れてしまう」のではなく「忘れて当たり前」ということを認識してください。
忘れてしまう…と悩むよりも、いかに思い出しやすくするか?を考える方が大切です。
“忘れない”ためのコツ
忘れないためには、基本的には地道に「数え切れないほど、繰り返す」しかありません。
『声に出して読む』
『手を動かして書く』
『いつでもどこでも目につくようにしておく』
この3点を意識しておくことも大切です。
が、このような古典的な学習方法を知りたいわけではないですよね?
最大のコツは、『覚えたことをストーリーにして思い出す』ことです。
思い出すための“キッカケ”を脳に与えることが重要です。
例えば、先日行った海外旅行の話をしたいのですが、訪問した都市の名前が出てこない…とします。
似たような経験がきっとあると思いますが、この時、都市の名前だけを思い出そう!とすればするほど、何を思い出したいのか?余計な記憶ばかりが蘇ってくることってありませんか?
こういう時は、その時の“状況”を思い出すのが一番有効です。
その都市を訪問する数時間前、一緒に行ったAさんが『喉が渇いた…』と喫茶店に入りたがっていたこと、まだ午前中だというのにディナーの話ばかりしていたこと。
そうやって、ひとつひとつ前の記憶を辿っていくことで『あ!そうだ!その都市名が書かれた看板を駅で見つけて、Aさんが写真を撮っていたな!都市名は〇〇だ!』のように、記憶が蘇ってきます。
この手法は、試験でも有効で、ひとつの“キッカケ”から連想しながら思い出すことで、丸暗記しないで済むことにもなります。
⑤『集中力』短時間でゾーンに入る!
集中力は、試験本番でも必要になりますし、それまでの学習の時間でも必要になります。
ですが、何時間も集中し続ける練習はしなくていいです。
学習や、試験のための集中力は、ごくごく短時間でいいのです。
『僕は集中力が本当にないのが悩みなんです…』
こんなことを仰る方もいらっしゃいますが、集中力のない人なんていません。
好きなスポーツを観ている時や、スマホをいじっている時…集中していませんか?
没頭できるものはあるけれど、ただそれが肝心の勉強の場面で発揮できていない!というだけです。
集中できる最高の状態は、やはりある程度はリラックスした状態だと言えます。
ゾーンの状態を作り出すことができれば、試験でも学習でも怖いものはありません。
今回は、意図的にゾーンを作り出す方法を伝授します!
- いつも同じルーティーンを行う
- 締め切り効果を使う
- 5分間集中トレーニングを活用
- パワーブレイクをとる
上から、優先順位が高いもの(というか、オススメ順)です。
いつも同じルーティーンを行う
ルーティーンは、イチロー選手も取り入れている勝ちパターン生成法ですね。
学習で言うならば…
「勉強に入る前には必ずオレンジジュースを飲んでから始める」
「腕立て伏せを10回やったら勉強開始する!」
というようなものです。
“いつも”同じ“ことをやっていれば、脳ではなく、カラダが覚えてくれます。
コレをやったから、次はコレをやるんだな…と、考えるのではなく、反応する!という感覚です。
オレンジジュースや、腕立て伏せは試験会場ではできませんから、本番に活かすためには、学習のときとは別に「本番用」ルーティーンも作っておくと良いでしょう!
締め切り効果を使う
疲れてきたなー。。。と感じた時に、じゃあ、あと30分だけやろう!と締め切りを切ることで、突如としてゾーンに入ることができます。
5分間集中トレーニングを活用
どうしても、締め切り効果が向かない方もいます。
そういう人は、とりあえず5分だけ勉強して、10分自由…それができるようになったら10分勉強して…と少しづつ時間を延ばしていくことで、ゾーンに入れる時間を延ばしていくことができます。
パワーブレイクをとる
集中力を維持するのには限界があります。
基本的には、数時間ぶっ続けで最高のパフォーマンスを維持できる人間なんていません。
社会人が最高のパフォーマンスを発揮できる最大時間は45分間と言われていますから、45分やって15分休憩。のループでもいいと思います。
それでも集中が切れてきたら思い切って、その勉強はやめてしまいましょう!
一旦、その作業や勉強から離れて休憩を取ることも大切です。
司法書士試験対策まとめ
最後まで読んでいただいてありがとうございます♪
ということで今回は、司法書士試験の効果的な5つの勉強法についてお話ししていきましたが、いかがだったでしょうか??
この学習方法を使えば、効果的に独学することもできます。
とは言うものの、時間管理や、集中力などは自己管理がとても大変な事項とも言えます。
その効果的な解決法のひとつに、学校に通うという手段もありますね♪
学校に行けば、同じような志を持った人たちが集まっていますから、お互いに刺激しあって合格への道を進むこともできますし、みんなが同じ科目を勉強していますから、知識や経験を共有することもできます。
『来年は絶対に合格する!!』と固い決意がある方は、仕事終わりの通学も検討してみてはいかがでしょうか?
ダイエットなどと同じですが、自宅で痩せる!というのは、自分に厳しい方でないとなかなか効果を出せません。
その点、ジムなどに通えば、強制的にやる気が出ますから、効果も出やすいですよね。
かみてん!では、今、司法書士コースのキャンペーンをやっているTACをお勧めしていますので、興味があれば一度資料などを取り寄せてみてくださいね。
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