幼稚園・保育園の幼保無償化スタート|現場保育士の反応は?

2019年10月。消費税増税と同時に、幼稚園保育園の幼保無償化がスタートしました。保護者からの歓迎される声が聞かれる一方、保育の現場からは戸惑いの声が上がっています。

いつもと変わらない朝、でも、子供を預ける保護者の気持ちは違う様です。

『負担が軽くなるので、うち的には喜ばしい』(2児の父36歳)

認可保育所や幼稚園などの利用料が、3〜5歳までの全世帯0〜2歳までの住民税の非課税世帯無料となりました。

高齢者が中心だった消費税の使い道は、全世代型へ。つまり、若い世帯へと広がりました。

ただ、中には複雑な思いも…。

『無料化になったのはいいけれど、保育の質とかは気になります…』(3児の母30代)

『社会保障とかで使っていただけるのであれば、負担するのに意味があると思いますけどねぇ…低所得者に手厚く返ってきてほしいと思いますけどね』(4人の孫がいる60代女性)

今回の財源の使われ方に、保育園の現場では、

某幼稚園理事「相対的に大きなお金が園に給付されてこない限りは、先生たちの労働環境改善ということにはなかなか追いつかないのが現状です…」

保育士の平均年収は、全業種と比べて139万円低く、358万円です。(全業種の平均 約497万円)

つまり、無償化より まず待遇面の見直しが急務だと言います。

保育士2年目のHさんは…(20代前半男性)

『この後は5歳の水泳指導です!』

午前7時半〜午後4時半まで、事務作業や昼食のお世話など、分刻みで子供の世話をしていきます。若い男性保育士とはいえ、体力面ではやはり相当酷使している様です。

50代のベテラン保育士さん(女性)にも伺ってみました。

「体力的には?」

『もう…ギリギリですね(苦笑)
今、運動会の練習とかでハードなんですけど、まぁ、次から次へと行事ごとがあるので、必死です…。』

待機児童の多い、100の自治体を対象にした調査によると、厚生労働省が集計した待機児童数の8.4倍以上に登り、まだまだ待機児童が隠れていると言います。

某保育園理事『無料化になりますと、恐らくまだまだ保育園に入りたい方がたくさん増えてきますから、人材不足に拍車がかかるのではということは心配しますね』

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