「仕事が上手くいかない」
「ステップアップしたいけど、何から手をつけていいのかわからない!」
そんな悩みを多く聞きましたので、
今回は、『仕事でステップするための最初の一歩は月1万円の読書から!』をお伝えします。
今の仕事について考えてみる
仕事をしていると、
「この仕事が本当に自分に合っているのか?」
「この仕事をずっとずーっと続けていかなきゃいけないのか?」
と、悩んでしまうことがありますよね。
ステップアップしたくとも、何からやっていいのかがわからないし、
周りを見渡せば、何となく日々の仕事をこなしている人ばりだから、
自分も特別何かをしなければならないわけでもなさそう・・・。
と、周りに同調しちゃってませんか?
実は、長く仕事を続けていくためには、「勉強家」であることが欠かせません。
現代では、一般社員の方は、なかなか本を読まなくなったようですが、
僕が昔、本当に仕事ができなかった頃は、
「自分は、人一倍できない方だから、せめて本だけでも毎月欠かさず読もう」
と、読書に取り組み始めました。
日々の習慣が未来を変える
「自分から何かアクションを起こさなければ、何かを変えることはできない」
当時、勤めていた会社の社長が、僕に教えてくれた言葉です。
僕は、「人」「物」「環境」のせいにするのが得意技でした。
- 「俺のせいじゃない。会社の体制が悪いんだ」
- 「この仕事がコケたのは、あの時、あいつがミスったから」
- 「会社は、新規プロジェクトを始めようとか言ってるけど、今の事務所にそんな設備は整っていないじゃないか!」
こんな具合に、何かにつけて“何かのせい”にしていたんです。
ですが、先ほどの言葉を聞いてから、感じたことは、
同じ環境(会社)の中にいても、仕事がうまくいっている人はたくさんいるということです。
『自分と、うまくいっている人・・・一体なにが違うんだ・・・?』
と考え始め、行き着いたことは、「日々の習慣」でした。
毎日、少しでも良い。
何かポジティブなルーティンを決めて、それを毎日毎日コツコツとやる。
1日たった30分でも、10日で300分、100日で3000分。
1年続ければ、10950分=182時間にもなるのです。
この時間の投資が未来を変えます!
“ダメな人”に同調してはいけない
少し意識を変えて、自分で何かをやってみよう!と決意をしましたが、何から始めたらいいのかもわからずに、その時の直属の上司と飲みに行く機会があったので、聞いてみることにしました。
僕「ミカエルさん(上司)、僕は仕事でもっと成果を出したいと思ってるんですが、何から始めたらいいのか・・・悩んでるんですが、ミカエルさんは何かやってますか?」
上司『え〜、適当だよ!毎日の仕事を丁寧に、確実にこなしていけばいいだけ!お前のやらなければいけないことはそれだけ!』
僕「そうですか・・・何か、日々の業務以外に、プラスでやらないといけない気がして・・・社長も言ってましたし・・・」
上司『まぁ、社長はそういうでしょ!でもね、俺ら一般社員は、目の前に山ほど仕事抱えてるんだから!それだけで手一杯だろ?』
僕「それもそうですね・・・」
こんな具合で、当時の上司は全然あてになりませんでした(笑)
ですが、このことは今考えると、会社全体に言えたことです。
人は、他人が上昇しようとしていると、無意識に焦り、相手を今の位置に留めようとします。
上昇することを勧めてくれるのは、今現在、上昇中の人だけです。
上昇中の人は、上昇し続けなければ、人は腐ってしまうことを知っているからです。
ですが、タチが悪いのは、人は楽な方楽な方に自分を置きたがる・・・ということでしょう。
上昇する人と、停滞している人。
「いつも元気で、勉強家なあの人は、すごく魅力的だけど、自分には同じようにはできない!」
と、決めつけて、今、周りにいる「楽な人たち」と一緒になって、溶けてしまう。
同調してしまうんです。
毎月、本に投資をする習慣をつける
では、ダメな人に同調せず、上昇するためには何をすれば良いのか?
僕が目を付けたのは、本でした。
『1日30分で良いから、読書をしよう!』
『月に最低1冊は読もう!』
こう決めて、毎月1冊をノルマにプライベートの時間を使って読書を始めました。
「本を読んでいますか?」と聞くと、
『ええ、小説を読んでいます』
と答える方もいますが、小説ではなく、ノンフィクションのものが良いです。
特に、あなたの仕事に関わる本、その専門書を読んでみることがお勧めです。
本は、1,000円〜2,000円程度で、本当にたくさんのことが書いてあります。
事務系のお仕事の方であれば、関連本を。
法律関係のお仕事の方であれば、その専門書を。
ウェブ関連の方であれば、最新の専門書を。
最近の人は、ウェブでなんでも知ろうとしますが、ウェブと紙の本では、専門性が全く違います。
本は、あなたが知らない言葉を教えてくれますから、本で知識を深めれば、ウェブで検索する言葉そのものが変わります。
先輩方が言っていた、意味がわからなかった言葉も、本から知れますし、
おそらく、先輩方が知らないことすらも本から学べます。
僕は、本を月に1冊!というノルマでしたが、
2ヶ月目は3冊読み、3ヶ月目は読むのが早くなったこともあり5冊読みました。
それから、毎月2万円分の専門書を読むことが習慣化し、本から本当に多くのことを学びました。
本の作者というのは、本を出すだけの責任が伴っています。
ですから、正しい情報を正しく伝えているのが、本です。
ウェブは・・・残念ながら、そういうわけではありませんよね?
約半年で通っていた書店で読む本がなくなった
専門書から、多くの専門知識を付けた僕は、その知識を仕事の現場ですぐに試すことができました。
学んだことを実践➡︎うまくいった or ダメだった➡︎ダメだった場合は修正➡︎さらに実践!
と、PDCAサイクルの実践もできたんです。
この流れが出来てからは、ダメダメで仕事が全くできなかった頃が嘘のように、
どんどん仕事が捗るようになりました!
そして、そうこうしているうちに、本屋さんに僕が読む本がなくなりました。
僕が手にしていた専門書の棚を全部読んじゃったんですね。
読書を習慣化して9ヶ月目のことでした。
「どうしよう・・・読む本がなくなってしまった・・・」
習慣を奪われると、なんだかとてつもなく不安でしたが、
ちょうど時を同じくして、会社の専務から呼ばれて、部長補佐への昇格を言い渡されました。
当時の僕の年齢で部長補佐というのは、規格外でした。
僕は驚きと同時に、感動すら覚えました。
同僚「お前すげーな!最近、結果出てるもんな!!」
僕『え?あー、うん。ありがとう』
同僚「で、お前・・・なんでこんなに急に仕事ができるようになったんだよ!」
僕『ん?いやー、実は、俺にもわからん・・・』
これ、僕は本のことを秘密にしようとしていたわけではなく、本のお陰でここまで急成長できたとは思っていなかったんです!
毎月1万円の投資でも良い
よく、キャリアアップ塾などの、大人の塾を最近目にしますが、
ああいった講座は安いもので2万円くらい。
高いものだと5万、10万・・・それ以上もザラですよね。
そんな講師が知っていることしか知れないような、限られた情報にアクセスするために何万円も毎月溶かすくらいなら、本に投資をした方がよっぽど有意義だと思います。
僕の場合は、結果的に毎月2万円でしたが、あなたは1万円でも良いと思います。
1万円でも投資として高いと感じるのなら、毎月1冊でも良いと思います。
1冊なら、1,500円くらいです。
一回飲みに行くこともできないくらいの、その1,500円で、あなたはきっと大きなものを手に入れます。
まとめ
ということで、今回は『仕事でステップするための最初の一歩は月1万円の読書から!』をお伝えしました。
まず、ウェブ上の情報を知って、「知った気」「わかった気分」になっていてはいけません。
ウェブの情報というのは、本で手に入る情報の10分の1にも満たないことを確認してみてください。
以上、ダメダメだった僕を救ってくれた本の話でした(^ ^)